いえづくりニュース①住宅ローン固定金利が11カ月連続上昇——大手5行の6月平均が3.5%を超える

2026年6月3日 更新

佐藤拓哉

大阪本店

いえづくりコラムでは皆様のいえづくりの役に立つ情報を発信していきます。

今回から始めたこのいえづくりニュースというのは、現在の住宅業界に関するニュースを紹介して、それに関してコメントしていきます。

【今月のニュース】 ▶ 住宅ローン固定金利が11カ月連続上昇——大手5行の6月平均が3.5%を超える

三菱UFJ銀行など大手銀行5行は5月29日、6月の10年固定型住宅ローン金利を引き上げると発表しました。最優遇金利は5行平均で前月比0.27%高い3.556%となり、上昇は11カ月連続です。 Nikkei

各行の具体的な水準は、三菱UFJ銀行が3.27%、三井住友銀行が3.5%、みずほ銀行が3.25%、三井住友信託銀行が4.015%、りそな銀行が3.745%です。背景には中東有事の長期化や原油価格の高騰に伴うインフレ警戒の強まりによる長期金利の上昇があります。直近1年間で5行の平均金利は約1.6%も上昇しています。 Nikkei

一方、住宅購入者の8割近くが選ぶ変動型の金利は6月も5行とも据え置きで、5行平均の最優遇金利は1.055%となっており、固定型との金利差が広がっています。なお、市場では日銀が6月15〜16日の金融政策決定会合で1.0%への利上げに踏み切るとの観測が強まっており、実施されれば変動型の金利は早ければ2026年10月にも引き上げられる見込みです。 NikkeiTokyonewsmedia

出典:日本経済新聞 「住宅ローン、大手5行が固定金利上げ 6月平均3.5%超に」 掲載日:2026年5月29日 URL:https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUB292JN0Z20C26A5000000/


 住宅ローンの固定金利が急激に上がってきています。フラット35の6月適用金利が3%を超えたという6/1付けのニュースが目に入ってきてます。
ただ、上記にあるように住宅購入者の8割近くが変動金利を選択する、とあり、即座に住宅購入者に与える影響は大きくないのかもしれません。ただし、日銀はこの6月会合で0.25%の利上げをして政策金利が1.0%になるとも言われてます。
 但し、日銀が利上げをしたら、もちろん政府の国債に対する利払いが増えます。2026年度の利払い費は13兆371億円と、過去にない水準に膨らんでいます。財務省の令和7年度予算後年度影響試算によると、名目経済成長率3%ケースで、金利が1%上振れした場合、国債費は2026年度で0.9兆円、2027年度で2.1兆円、2028年度で3.7兆円も増えるようです。
しかし日銀としてもインフレであらゆる物価が上がっており、また円の信用がなくなって円安が進行する中で、利上げをせざるを得ない状況になっています。
 政策金利が上がると変動金利も上がってくるので、住宅購入者の8割の利払いが増えるという日本経済にとってはマイナスの影響を受ける大きな事なので政府としては金利を上げたくないと思いますので、日銀にプレッシャーをかけてます。
 今月の日銀の金融政策決定会合で利上げするか、しないか、今後の住宅業界にとっても大きなニュースなのでウォッチしていこうと思います。