古民家再生や古民家風リノベーションにとって、木を熟知していることが何より大切です。日本建築の良さを損なわずに改修工事を行うためには、木に関する深い知識と豊富な経験による提案力が求められるためです。ベターホームの古民家再生に対する柔軟な提案の原点は、親会社である岡本銘木店との関係性です。
昭和26年に創業した岡本銘木店は、木のプロフェッショナルとして、関西の木造建築の一翼を担ってきました。天然木材を使った旧来の日本家屋から、集成材やプレカット加工による現代の家づくりまで、木の魅力と技術の進化の両方を知る老舗銘木店ならではの提案力を培ってきました。そんな岡本銘木店の血を継いだベターホームだからこそ、建材に関する知恵と工夫は誰にも負けません。
かつて城下町として栄えた姫路をはじめ、兵庫県には今でも茅葺屋根や木造の古民家が数多く残っています。近年、古民家再生は地域活性化の一環として注目されていますが、見た目だけでの改築ではなく、文化的な価値と建築的な実用性の両方を大切にして「この先何十年も快適に暮らせる古民家」にする必要があります。残すべきものをしっかり残し、変えるべきものを大胆に刷新するベターホームの古民家リノベーションで、昔の家を楽しみましょう。
兵庫県加東市の古民家再生プロジェクトが、「ウッドデザイン賞 2019」の「ライフスタイルデザイン部門」に入賞しました。人々が集う囲炉裏キッチンにイチョウの銘木を使用したり、目隠しの代わりになる内扉に黒柿の銘木を使用するなど、木の魅力と意匠の面白さが共存する銘木店らしい空間作りが評価されました。
ウッドデザイン賞は木の価値を再発見させる取り組みを消費者目線で評価する賞として2015年に始まり、各分野の第一人者を審査員に優れた建築や木製品を選出しています。
一般的なリフォーム業者のように、予めプランの決められたプランで行うリノベーションには限界があります。特に古民家の場合は状態や間取りも千差万別。そこで、ベターホームではしっかりとインスペクション(現況の診断)を行い、予算に応じた最適な提案をご用意します。ゼロから作る新築住宅とは違い、リノベーションは既設の建物の特徴をよく理解した上でプラン作りをする必要があるため、私たちは一軒一軒オリジナルのプランにこだわります。
ベターホームには昔ながらの家づくりのノウハウがあります。経験豊富な棟梁の元に技術力の高い職人たちが集まり、どんな難題も現場で解決できる知恵とチームワークがあるのが強みです。古民家の再生には、現代のルーティン化された家づくりではなかなか身につかない高度な技術が求められます。一本一本の木材の性質を見極める力や、古材の活かし方など、ベテランの職人ならではの卓越した知識と技術で古民家が生まれ変わります。