いえづくり計画⑬〜新築住宅 vs リノベーション住宅編 〜

2024年6月28日 更新

佐藤拓哉

大阪本店

いえづくりコラムでは皆様のいえづくりの役に立つ情報を発信していきます。

第13回は新築住宅 vs リノベーション住宅編 です。

家を購入する際に、新築住宅かリノベーション住宅かという選択肢は重要な決断です。以前いえづくり計画⑧〜注文住宅か建売住宅か編〜にて注文住宅と建売住宅についてそれぞれの長所と短所を紹介しました。それぞれに長所と短所が存在し、家族のニーズや予算に合わせて選ぶ必要があります。今回のコラムでは、新築とリノベーションの違いやポイントを詳しく解説します。

新築住宅の長所と短所

長所:

  • 最新の設備とデザイン: 新築では最新の設備やデザインを取り入れることができます。家のトレンドもどんどん変わっていき、新しい設備も出てきてるので、家全体でそういったものを取り入れることができるのは一つの長所でしょう。
  • 高いエネルギー効率: 最新の断熱材や省エネ設備を使用することで、エネルギー効率の高い住まいを実現できます。
  • カスタマイズの自由度: 自分の好みに合わせた間取りやデザインを自由に選べます。やはり人生の一番大きい買い物と言われる家なので、自分の好きなようにカスタマイズするのが良いでしょう。

短所:

  • コストが高い: 新築は初期費用が高くなる傾向があります。特に昨今円安により住宅資材が値上がりしており、今までの20%程度原価が上がってきています。
  • 時間がかかる: 設計から建設までのプロセスに時間がかかるため、完成までの期間が長くなることがあります。新築住宅の完成までの期間については、いえづくり計画⑤〜計画から完成までの流れ編〜をご参照ください。

リノベーション住宅の長所と短所

長所:

  • コストの削減: 新築に比べてコストを抑えやすいです。家の価値は20年で0円になると言われており、中古住宅においては土地の価格が大部分を占める場合が多いです。そうなるとまだまだ構造的にも大丈夫な中古住宅をリノベーションすればかなりのコスト削減になります。
  • 短い工期: 一部の改装であれば、工期が短く済むことが多いです。
  • 立地の選択肢が広がる: 既存の建物をリノベーションするため、希望のエリアで物件を見つけやすいです。

短所:

  • 制約が多い: 既存の構造に依存するため、設計やデザインに制約が生じることがあります。好きな間取りにしようとしても解体できない壁や柱もあるので、希望に叶わないかもしれません。
  • 予期せぬ費用: 改装中に予期せぬ問題が発見され、追加費用が発生することがあります。例えば、実は雨漏りしていた等が起きるとそれを補修するための費用がかかります。

結論

新築住宅とリノベーションのどちらを選ぶかは、家族のライフスタイル、予算、希望する地域などに大きく依存します。それぞれの選択肢の長所と短所を理解し、自分たちに最適な住まいを見つけることが大切です。

このコラムが皆様のお役に立てることを願います。