いえづくり計画⑯〜防災を意識した家づくり〜
2024年9月27日 更新
いえづくりコラムでは皆様のいえづくりの役に立つ情報を発信していきます。
第16回は 防災を意識した家づくり編 です。
近年、自然災害が増加している中、防災対策を考慮した住宅設計がますます重要になっています。今回は、災害に強い家づくりのポイントを紹介します。
耐震構造の強化
地震対策として、最新の耐震技術や制震装置を取り入れることが推奨されます。当社も導入しているSE構法という地震に強い工法で建築した家や、免震構造の導入も効果的です。もちろんこれらを導入することで費用は上がりますが、いつ起こるかわからず命が奪われる可能性がある地震に対してかけるお金と考えれば高くはないと思います。
水害対策
浸水対策として、高床設計や排水設備の充実を考慮することが大切です。また、土砂災害に備えた地盤の確認も欠かせません。そもそも土地を検討する際にハザードマップを確認し、自分が検討している土地が水害時にどうなるかを確認することが重要です。ちなみに一条工務店が耐水害住宅という水害時に家が水に浮く住宅を開発されてますが、素晴らしい取り組みだと思います。
非常用設備の設置
災害時に備え、蓄電池や太陽光発電システム、非常食や防災グッズの備蓄スペースを設けることが有効です。停電した際に復旧するまでに使える電力を確保するということで太陽光発電で発電して蓄電池に貯めておく、ということを考えていく必要があるでしょう。また非常食や防災グッズはよくタンスの奥にしまわれてしまってますが、災害が起きても影響がないスペースを家づくりの際に作っておくのも良いでしょう。
結論
防災を考慮した家づくりは、家族の安全と安心を守るための重要な投資です。上述した内容を実施しようと思うと費用は嵩みますが、命を守るために必要な投資、だと考えれば高く感じないかもしれません。
このコラムが皆様のお役に立てることを願います。