いえづくり計画⑥〜土地さがし編〜
2023年11月1日 更新
いえづくりコラムでは皆様のいえづくりの役に立つ情報を発信していきます。
第6回は土地さがし編です。
当社にいえづくりのご相談に来られる方々の内、70%以上が「現在自己で所有する土地がないため探してほしい」というお客様です。理想通りの土地というのはなかなか見つからないものですが、少しでも自分の希望に沿う土地を見つけるためにできる事を書きたいと思います。
1.不動産情報サイトから見つける
もっとも定番で皆様がすでに実施されている事かと思いますが、インターネットでご希望の地域名+土地と検索すると、様々な不動産情報サイトからの情報が得られるかと思います。SUUMO、at home、HOME’S等がありますが、SUUMOに掲載されていない土地がat homeに掲載されている、ということもありますので、全ての不動産情報サイトをくまなく閲覧することをお薦めします。
2.希望する地域にある不動産屋を訪問する
SUUMO等の媒体に掲載されている土地は、売主が自分で保有する土地や、不動産会社が売主に仲介を依頼された土地だと思いますが、全ての情報がこれらの媒体にあるとは限りません。不動産屋が売主から土地の仲介を依頼された場合、不動産屋は売主との間で専任媒介契約や専属専任媒介契約といった「自分の会社以外は仲介委託契約を結ばないで」という排他的な契約を結びたいと考えます。本来はその情報はレインズという不動産業者間の情報共有システム上にそれを載せることで、他の不動産屋にもこの情報を展開し買主を早く探して成約させるために尽力しないといけません。しかし買主を自社ではなく他社に見つけられると、不動産屋は手数料を買主と売主の両方からもらうことができません。よって自社でこの情報を囲い込み、買主を探そうとする場合があるのです。(一般的に関西ではこういったことをする業者が多いと言われてます)
前置きが長くなりましたが、上記のような商習慣?により、もしかしたらご希望の地域の不動産屋がその地域に住む住人から不動産の売却の依頼を受けたけど、情報の囲い込みをしている可能性もありますので、不動産屋を訪問して情報収集しに行くことは有効かと思います。
3.希望地域にある土地、空き家を探す
これは誰でもできることではありませんが、希望地域を探索しているとネット上に出ていない土地や、誰も住んでいなさそうな空き地が見つかるかもしれません。その情報を不動産屋に伝えて、所有者を確認・購入の交渉をしてもらう、という方法です。不動産屋も所有者の確認は登記情報を見るだけなので、問題ありませんが、そこからの交渉となるとやってくれるかどうか、は分かりません。ただ本当に自分が希望する地域に住みたい、という強い想いがあればこういった行動をやってみる価値はあるかもしれません。
以上、土地探しの方法について書きましたが、ほとんどの方は1までは実施されているかと思いますが、3を実施されている方はほぼおられないかと思います。
なかなか理想の土地が見つからず根気よくやらないといけないものですが、自分の家族のライフプランの中で、いえづくりをするタイミングなので土地が見つからずなかなか進まない場合は、希望の地域を変える(妥協する)といったことも必要になってくるかと思います。
我々工務店でもそういったご相談に乗ることはよくありますので、まずは色々な人に相談するのが良いと思います。