金価格の高騰が建築業界に与える影響
2025年9月26日 更新
2025年、金(ゴールド)の価格は過去最高水準を更新し続けています。NY先物ではついに1オンス=3,600ドルを突破し、日本国内でも1gあたり17,000円を超える水準に達しました。この急激な高騰は、投資家だけでなく、建築・製造業界にも大きな影響を与えています。
なぜ金は高騰しているのか?主な要因は
1. 地政学リスクの高まり
ウクライナ情勢や中東の不安定化、米中摩擦などにより、安全資産としての金への需要が急増。
2. インフレとドル安の影響
世界的なインフレ懸念とドルの価値低下により、金が「価値の保存手段」として注目されている。
3. 円安の進行
日本では円安が進み、ドル建ての金価格がそのまま国内価格に跳ね返っている。2023年からの2年間で金価格は2倍以上に。
4. 工業用途の拡大
スマートフォンや精密機器など、金を使用する製品の需要が増加。供給不足と採掘コストの上昇も価格を押し上げている。
建築・不動産業界への影響
金は建材としての使用は限定的ですが、以下のような間接的な影響があります。
• 設備機器の価格上昇
給湯器や電子制御部品など、金を微量に使用する製品の価格が上昇傾向に。
• 資材価格の連動高
金属相場全体が上昇することで、銅・アルミ・ステンレスなどの価格も連動し、建築コストに影響。
• 資産価値の見直し
金を含む貴金属を使った内装や装飾の価値が再評価されるケースも。
昨年の秋、仲間連中と金を買いに行く話で盛り上がりましたが予定が合わず見送ってしまいました。今では1年前に買っていれば、資産価値は30〜40%近く上昇していたという後悔話になりました。思えば過去にも何度か同じことがありました。何事においてもですが、ただ後悔だけで終わらせるのではなく、今後の判断に活かすことが大切だと感じています。