ヒノキ床材工場の訪問

2021年8月17日 更新

佐藤拓哉

大阪本店

 先日のブログで、高知木材市場にて木材を買い付けした話をしましたが、木材市場訪問後にヒノキ床材工場にも訪問しました。高知木材市場から車で1時間程離れた、徳島県内にその工場はあります。
 
 工場内の設備
 
 工場では製材されたヒノキを床材に加工して表面塗装をするのですが、補修や検品をする人の数が意外と多かったことに驚きました。補修とは、木材の死節に穴が空いてしまってる部分を木片や枝を詰めて穴を塞ぐことです。ちなみに死節とは、枯れた枝からできた節のことで、周囲の組織と繋がることなく幹の中にそのまま残ってしまっている状態を指します。この穴を塞ぐ作業は素人に簡単にはできないだろうな、と感じました。
 
検品の様子
 
補修の様子
 
 床材の製造工程は殆ど機械でなされていると想像していたのですが、実際には人の手で見て、補修して、一定の品質基準を上回る製品のみを出荷していました。
 
 機械のみで作られるとその製品は冷たいイメージになりますが、人の手が加えられていると温かいイメージになる。
更に世に出てる製品だけを見るとその製造工程を見ることはなくそこに温かさがあるかも分からない。
 
 目の前の物がどういう工程で作られてるのか、知ることの重要性を学びました。
 

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