これからの担い手

2025年7月11日 更新

浅野覚

大阪本店

6月の終わりに早くも梅雨明け宣言が出て暑い日が継いています。
今までの梅雨季節のイメージだと、しとしと雨が何日も降り続き湿気で蒸し暑い日々を過ごしている感じでした。近年は土砂降り雨が2、3日降り、晴れになり、又、一日の内でも何時間か雨が降り晴れ間が出るような南国風の梅雨になって来ました。急に真夏の暑さになってくると現場で働く職人さんたちも、体調が季節について行けなくなり体の調子が良くないと、よく耳にします。

 現場で職人さんの体調の話を聞いても、よく考えると何十年も一諸に仕事をしてきた人達ばかりです。寄る年波には勝てません、お互いに同じ様に年を取っているはずです、若い時のように体力は無いし無理も聞きません。若い職人さんが代替わりして仕事を次いでくれたら良いのですが、なかなか思うようには行きません。大工や左官等技能の習得に年月が掛かる職種の若い職人さんが少ないのが現状です。

 建築現場では、工事全体を監督していく現場の責任者を中心に各職方がチームになり建物を仕上げて行きます。自身の例ですと各職人も長年一諸に仕事をしている人たちが大半です。その人達の仕事の上手下手や気心も理解でき、適材適所に仕事を分担してもらい、お客様に満足して頂ける様に仕事を進めている、つもりです。しかしその様な職人さん達が仕事を引退するような年齢になっています。もちろん自身も引退する様な年齢になって来ています。若い職人さんたちが代替わりし、監督する人たちも代替わりして、お客様に満足して頂ける組織が継いて行ける様になれば良いなと考えている今日この頃です。

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