桜
2025年4月11日 更新
やっと春らしい気候になり、各地で桜の開花宣言が連日聞こえてきます。
この辺りも今日(4月5日)からの1週間が見ごろのようです。私の家の近くの公園に桜の道がありますが、例年少し開花が遅く、現在7~8部咲きといったところです。
今年は、入学式に桜が文字通り花を添えてくれますね。
ひと昔前は入学式に桜が満開という景色でしたが、最近は開花が早くなり、入学式のころには葉桜になっていることが殆どです。
平成31年間で、一番早い開花が3月16日で、一番遅かったのが3月31日だったそうです。(東京の例では)
桜の開花は気温で左右されることが多く、暖かい日が多ければ開花が早まり、気温が低い日が多ければ開花は遅くなります。冒頭に書いたように、昔は入学式のころに桜が満開だったのに、最近は開花の時期が早まっているようです。
平成31年間を10年ごとに分けて平均を見てみると、平成元年~10年が3月26日、11年~20年が23日、21年~31年が22日となり、開花の時期が早まっているのが分かります。これは地球温暖化の影響と思われます。
温暖化によって開花時期が早くなるだけでなく、さらに進行すると、逆に開花が遅くなる地域が出てくるそうです。
九州大学で2100年までの桜の開花の変化をコンピューター上でシミュレーションしたところ、東北地方で最近の開花時期より2~3週間早まる一方で、九州など温暖な地域では、逆に1~2週間遅くなるという結果が出たそうです。
桜は前年の夏に花芽が形成されて休眠に入り、冬の一定期間低温にさらされると、休眠から目覚め(休眠打破)、成長を再開して気温が上昇するにつれて成長をして開花します。
冬でも暖かいと休眠から目覚めず開花が遅れるそうです。
更に開花が遅れるだけでなく、開花しない地域も出てくるそうです。種子島や鹿児島の西部ではまったく開花せず、九州・四国南部や静岡の一部では開花しても満開にならないという結果になったそうです。
将来は、つぼみが膨らみ開花を待ち、開花して5分咲きから満開へ、そして桜吹雪という、春の情緒を楽しむことが出来なくなる可能性があります。
その要因となる地球温暖化が少しでも進まないよう、私もごみを出さないようにすることなど、自分のできることをしようと思います。
ウェザーニュースより引用致しました
大阪店 早瀬 淳 でした。