大寒波

2023年2月10日 更新

早瀬淳

大阪本店

先日、10年に一度級の大寒波が来る。平野部でも積雪の見込みとの予報が発せられました。

24日(火)夜から雪の予報で早めに帰宅。すると、会社携帯のラインに「明日は危険を冒してまで出社する必要はありません。明日の朝の状況を見て、出社が難しいようなら連絡ください」と社長から伝言が入りました。気配りに感謝です。

当日は、家の前の道路は若干凍結していたものの、大通りに出ると全く雪の影響もなく、少しスピードを落として無事会社に到着。

私の所属の大阪本店では業務に影響はありませんでしたが、滋賀支店、兵庫支店では、出社できなかったり、午後からの活動になったりと、支障が出ました。

皆様はいかがでしたか。大丈夫でしたか。

私の小さいころや学生時分は年に2~3回雪が積もっていたと記憶しています。広島ですが。

温暖化のせいか、近年はめったに雪が降らなくなってきましたね。

それでも、雪の多い地域では今年も道路に何時間も立ち往生したり、電車が止まって閉じこめられたり、大変苦労された方もおられました。

 

 そういえば、私の仕事家に関しても雪の対策をするというのはないのですが、雪の多い地域では、色々な工夫がされているようです。

例えば屋根ですが、この辺は瓦やカラーベストが多いのですが、雪国では約7割が金属屋根(ガルバリュウム鋼板)を利用し、密閉性が高く、雨水が入りにくい構造になっています。

形や造りでいえば、(勾配屋根型)傾斜のある屋根に雪止めを取り付ける方法や、(フラットルーフ方)屋根をフラット(水平)にする方法。これはしっかりとした防水工事が必要です。

(スノーダクト型)屋根の中央部分にスノーダクトを設ける方法。ダクトを通して雨水を排水するので氷柱ができにくいのが特徴です。これは三角屋根とは逆に、屋根の中央部分がくぼんでいるV字型になっています。但し、定期的なダクトのメンテナンスが必要です。

また、(屋根融雪)も注目されているようです。屋根に直接パイプやヒーターを設置して、熱を利用して雪を解かす方法です。

(落雪式住宅)屋根の傾きを急にして、自然に雪が屋根から滑り落ちるようにした住宅。1階部分が落ちた雪で埋まることがあるので3階建てにして1階は車庫や、物置にすることが多いようです。 また、1階の窓は雪が塞ぎ、その圧力で硝子が割れないように横板を並べて保護をします。これを雪囲(かこい)というそうです。

他には、雪国の車庫は雪の重みに耐えられるようかまぼこ型になっているものもあるようです。

 人間は自然から色々なものを学び、恵まれ、その中で生きる工夫をしているのですね。

ちなみに今年の現時点での積雪の最高記録は青森県酸ケ湯の373㎝だそうですが、これは観測地のある所で、実は隠れ積雪量日本一があります。それは山形県西川町志津地区で、2月9日現在では430㎝を超えているそうです。

これまでの最高は、1974年の790㎝で、2階建ての家がすっぽり埋まる高さです。

  早瀬でした。

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