住宅の安全

2022年10月21日 更新

浅野覚

大阪本店

住宅と言うものは、暑さ寒さや台風地震というような自然の脅威から、人の生活を、守る事も大切な役割だと思っています。また火事や泥棒など人為的な事に対しても防ぐ工夫が必要だと思います。台風や強い風に対しては、壁の量を増やしたり、筋交いを適切に配置したり、軒先が吹き飛ばされないように、金物で補強したり等様々な工夫がされています。又、大地震が来るたびに被害が大きい構造箇所に、より丈夫になるように補強されてきました。

火事に対しても屋根や壁を瓦や鋼板、カラーベスト、セメント等、燃えない建材を使用する事が義務付けられています。泥棒が入りにくいように、雨戸を付けたりサッシの鍵を2重にしたり、防犯ガラス入りのサッシにしたり色々な対策が施されるようになりました。又、防犯カメラや通報装置を取り付ける等により、一層の安全対策が一般的になり初めました。

 

近頃、ウクライナの戦争がテレビで放送される事が多くて、公共の建物や一般市民の住宅が無残に破壊されている映像が、毎日のように写し出されています。

公共の避難用シェルター等も、各所に造られているようだし一般住宅でも地下に避難シェルター備えているようです。

日本の周辺もロシアや中国、頻繁にミサイルを発射する北朝鮮等が日本の安全の脅威なりつつあります。

住宅の安全を考える上で、地震や台風、防火、防犯の対策は考えて来ましたし、又、対策もしてきました。ただ武力に対する対策等、今まで考えた事も無かったのは事実です。戦後生まれの戦争を知らない世代の、武力攻撃に対する安全神話は、崩れ初めています。人間の安全の為住宅の一部でもシェルター化しなければ、いけない時代が、すぐそこに来ているのかも知れません。

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