太陽光発電は、したほうが良いですか?

2022年1月25日 更新

土屋俊介

滋賀支店

 

新築のお打ち合わせで、話題になります。

 

設置費用が、KWあたり20万円(税込)までなら、経済的に損は無いと考えます。

たとえば、太陽光システム容量4.5KWで、90万円ぐらいまでです。

ひと昔前に比べると、だいぶ安くなりました。

 

一例として、年間の簡単な収支計算をします。

4.5KWのシステムで、年間5130KWほど発電するとします。

お昼間、発電した分の30%を自家消費します。そして余った電力70%を売電します。

 

  • 自家消費1540KW×電気代26円=約40,000円                          (発電した分を、まずは自家消費するので、その分は電気を買わなくて済みます)
  • 再生エネルギー賦課金1540KW×3円=約5,000円                        (電気を買わなかった分は、負担しなくて済みます)
  • 売電収入3590KW×17円=約61,000円

 

年間合計 約106,000円、10年間の売電契約なら、約106万円 お得になりそうです。

なので、初期費用が90万円ぐらいまでなら、多少の誤差があっても、損はないのではないでしょうか。

 

10年間の固定買取契約が終わり、将来の11年目以降の買取価格は、不明ですが、現在は、8円程度です。

1540KW×26円=約40,000円

1540KW×3.3円=約5,000円

3410KW×8円=約27,000円(毎年0.5%ほど発電効率が劣化するとして)

年間合計 約 72,000円、5年間で、約36万円 お得になりそうです。

 

メンテナンス費用として、10~15年の間に、パワコンの交換が必要といわれています。約25万円かかります。

 

太陽光システムは、10~15年間は、メーカーの保証が手厚く、故障リスクによる損失はカバーできそうです。発電パネル自体は、25年保証というものもあり、なかなか長持ちします。

 

経済的に、損もないですが、得も少ないなら、やめておこうという人もおおいでしょう。

住宅への普及率は 9% 程度のようです。

社会の動きとしては、住宅の電力の自給自足により、温暖化ガス削減に寄与するため、太陽光発電を増やしていきたいようです。

 将来の使用済みパネルの大量廃棄問題については、どんな製品にも同じ問題があるのだろうと考えています。商品寿命が延び、リサイクルシステムが構築されることに期待します。

 

工務店としては、新築時に設置しなくても、お客様が将来に設置したいとお考えになったときに設置しやすいように、屋根形状と方角を考えた建築をしておくほうが良いと考えています。

 

 

太陽光の最適な設置容量は?

基本的には、自宅で使い切れる容量がいいのではないでしょうか。

 

数年前、買取単価が高いとき、できるだけ大容量を搭載して費用を回収し、さらに収入を得るという考え方がありました。

現在は、買取単価が安く、費用を回収するのがやっとで、さらに収入を得るのは難しいため、10年後に固定買取契約が終了したとき、買取の再契約条件が良くなければ、売電をやめて、蓄電池を導入して自宅で使いきれるぐらいが良いのではないでしょうか。

 

一般的なご家庭で、

設置容量4.5kw(年間発電量5,200kw/年)~

5.5kw(年間発電量6,300kw/年)ぐらいをお勧めします。

蓄電池の容量は、

4.5kwの売電分 3590kw÷365日=9.8kw/(1日当たり)

9.8kwがおすすめです。ネット通販のページをみていると、やはり、9.8kwが売れ筋のようです。

最近の投稿

2022年5月20日

平屋の魅力

2022年5月13日

建築材料

2022年4月29日

良い眠りのために

2022年4月26日

値上げの春

2022年4月15日

体のメンテナンス