工事のお話し第6話
2021年12月24日 更新
今回は滋賀支店の土屋が担当します。
前回は、基礎工事のスラブコンクリート打設、立ち上がりコンクリート打設、天端仕上げから基礎完成まで挙げさせていただきました。
今回も少しずつですが工事の流れなどを挙げさせていただいています。
基礎工事が完了しましたら、次は外部と内部の給排水設備の配管工事です。
写真の右側に見えているのが、外部配管完了後の汚水桝です。
外部配管とは、各水廻りから公共桝まで雑排水や汚水を流すための配管と水道メーターから内部へ取り込んだり立水栓、散水栓や給湯器まで水を送るための配管と雨水を前面側溝まで放流するための配管があります。
排水桝にも種類があり、特にキッチンにはクリーン桝や防臭トラップ付きのため桝を使用し、油などの汚れを直接排水しない仕組みの桝が使用されます。この桝は定期的に掃除しないと、配管が詰まったりにおいの原因になったりしますので要注意です。
基礎の土間に配管されている、青色とピンク色の配管はヘッダー配管といいまして、それぞれ青が給水、ピンクが給湯の配管です。
ヘッダー工法とはヘッドと呼ばれる一箇所の集中器具に給水(給湯)しヘッダーから分配して使用箇所へ直接配管する工法のことです。
ヘッダー工法の特徴としまして、パイプが樹脂のため長期間にわたり優れた耐熱性、耐久性があり腐食による漏水の心配がありません。また、蛇口の2箇所使用において圧力差を少なくできる水流量の確保ができます。
従来の分岐工法では使用箇所まで地中を埋設して配管していました。そのため継手(接続部)も多く漏水の危険性もありました。また埋設されているため漏水箇所の発見も修理も困難でしたが、このヘッダー工法にすることで、配管途中に接続部を設けないため漏水の危険性が大幅に減少し、点検口から確認もできるためメンテナンスが容易です。
今回は以上です。