長野の屋根瓦
2021年12月10日 更新
先日、用事で群馬へ行くことがありました。
道中、高速を降り長野を抜けたのですが、あちらの方の家は屋根がキラキラと黒光りしている家が多く、 不思議に思い写真を撮ってきました(写真では分かりづらいかも知れませんが)。
調べてみると、この瓦は「釉薬(ゆうやく)瓦」といって、粘土を乾燥させてから表面に「釉薬」という、うわぐすりを付けて焼く瓦でした。
瓦表面に塗る釉薬はガラス質なので、水が浸透せず丈夫で耐久性に優れているそうです。
そして耐寒用でもあり、ツルツルしてるので雪が滑りやすいことから雪止めの突起も付けられています。
この瓦は長野特有のものではなく、お隣の富山や金沢などの雪の多い地域などで使われていることが多いそうで、さらに黒い釉薬が金沢でたくさん入手出来たことから、あちらの方は黒い瓦の家が多くなったそうです。それが雪の多い長野の民家の屋根にも取り入れられているのかなと思いました。(細かな情報が違っていたら申し訳ありません)
お墓もあちらは黒に近いグレーが多かったです。関西は、淡いグレーのお墓が多いので、何とも見慣れないお墓の色に少しびっくりしました。
地域によっていろいろ違うのですね。