スマートホームの到来?

2021年12月2日 更新

佐藤拓哉

大阪本店

 先日東京ビックサイトにて開催されていたメッセフランクフルトが主催のインテリア ライフスタイル リビングという展示会に行きました。メッセフランクフルトはドイツの企業で世界中で国際展示会を開催しています。
 
 コロナ前はこのインテリア ライフスタイル リビングには世界中からバイヤーが来て、海外企業の出展も結構多かったようです。しかしコロナで様相は一変し、基本的に国内のモノづくり企業や海外製品を輸入している企業が出展し、来訪者も日本人ばかりでした。
 今世界的にトレンドとなっており、新ジャンルとして確立しつつある「ジャパンディ(日本のインテリアデザインと北欧のミニマリズム的なインテリアデザインを掛け合わせたスタイル)」の参考になるものを見たい、というのが今回訪問した目的の一つだったのですが、その参考になりそうなものはほとんどありませんでした。。
(ジャパンディについてはまた後日ブログで紹介します。)
 
 その代わりとても面白い製品に出会いました。
 
 
 
 これはスマートミラーといって鏡とパソコンのようなデバイスを融合したものです。私の尊敬する方が、鏡にスマホがくっついたような製品が近い内に世の中に出ることを予想されていたのですが、まさしくそれが製品化されていた、という衝撃を受けました。
 
 このスマートミラーはGoogleのAndroidが搭載されており、時間/天気予報/スケジュールの確認やTV電話など、スマホでできることは一通りできるようです。それ以外にも連携している体脂肪計に乗りながらスマートミラーを見て、体脂肪計の結果と鏡に映っている姿よりAIが健康状態を診断する、みたいな機能もあるようです。こういった機能はソフトウェア開発が進んで、今後は様々なことができるようになると思います。
 
 ただこれが本当に世の中に広まっていくのか? 私は現時点の機能ではまだまだ広がっていかないと思いました。
理由は、現時点の機能って「それって鏡でやる必要あるか?」と問われると、「スマホで十分です!」て回答せざるを得ないと思うからです。
 
 

 但し、以下の写真にあるような歯ブラシと連携して、自分が磨いている映像が鏡の上で見れて、「磨き残しや虫歯の有無をAIが判断して教えてくれる」ような機能が追加されると、広がっていきそうな気はします。ちなみに価格は数万円程度みたいで、おそらく各家庭に導入するにあたり金額的なハードルは低いように思えます。
 
 

 
 今までスマホやスマートスピーカーで家電をコントロールして自宅をスマートホーム化する、ということが話題になっていた気がしますが、私の感覚ではあまり浸透していないような気がします。それは「スマートホーム化しても別にそこまで便利にならないだろう」「あまりベネフィットを感じない」と皆が感じているのだからではないか、と私は思います。
 
 ただこのスマートミラーでの歯磨きの例のように、ベネフィットを感じられて、且つ製品の価格も安いのであれば、広がりをみせるかもしれないな、と感じました。
 
 今後そのような未来は来るのか、、、それはソフトウェア開発にかかっている、と思います。

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