ウッドショックによる不動産市況への影響

2021年6月3日 更新

佐藤拓哉

大阪本店

ウッドショックが業界新聞だけでなく、日経新聞やTVニュース番組にも取り上げられるようになってきました。このウッドショックがなぜ起こっているか、については以前「高騰する木材市場とその影響」「高騰する木材市場とその影響②」と2回続けてブログに書きました。

 

 このウッドショックは不動産市況にも影響を与えております。ベターホームでは、中古の戸建やマンションを買い取って、リノベーションして再販する事業も行っております。ウッドショックの影響によりこの中古の不動産物件が市場に流通している減少しているのではないかと考えております。

 

前回記載したように、現在木材だけではなくあらゆる住宅資材の価格が高騰しており、新築住宅価格は上昇傾向にあり、これに反応して新築住宅に対する需要は落ちてきていると思います。例えば今住んでいるマンションが手狭になったので、新築住宅を建てようと考える人はこのタイミングで建てるのではなく、もう少し待って価格が落ち着いてからにしようか、と買い控えをしますよね。こうなると住んでいるマンション販売しようという人も減るわけですから、当然不動産市場の流通量が減っているかと思います。また価格が高い今は新築はやめて、中古のマンションや戸建てを購入してリノベしよう、とかそもそもリノベしてある中古不動産を購入しよう、と考える人が増えてくるかもしれません。この場合、中古物件が出てもすぐに購入希望の人が現れたり、売り主もすぐに購入してくれるけど安値になってしまう業者ではなく、もう少し高値で買ってくれるエンド(実際に入居する人)向けに販売しようと考えますので、我々のような買取再販をしようとする企業にはなかなか中古マンションの情報が入ってきません。ちなみに色々な不動産会社に話を聞いても、皆声を揃えて「今中古物件はあまり出回ってないから大変だ。」と言っています。

 

このようなことはもしかしたら我々の本社がある大阪・吹田の周辺のみの話かもしれません。ただコロナを契機にウッドショックが引き起こされて、それが日本の不動産市況にも大きな影響を及ぼしていることは確かだと思います。実は昨年8月くらいに弊社がリノベーションを手掛けたマンションはなかなか買い手がつきませんでした。その時はコロナ不況により購入希望者がそもそも減っていると聞いていました。不動産会社の方とお話をしていても「これだけ不動産の需要と供給が素早く移り変わるということは今までなかった」と仰っておりました。

 

これから先は長らくデフレに苦しんでいる日本もついに物価上昇していく可能性もありますが、変化の激しい時代でこれまで経験したことがないことがどんどん起こるような気がしています。こういう時こそベターホームの存在意義を問い直して、どんな状況でも揺るぎないバリューを世間に提供していきたいと思います。

 

上記写真は最近リノベーションした中古マンションです。ぜひ一度3Dビューもご覧ください!