いえづくりニュース③屋根の下葺材、約3カ月の受注停止から全面再開——ただし「入らない」から「価格が戻らない」局面へ
2026年7月28日 更新
いえづくりコラムでは皆様のいえづくりの役に立つ情報を発信していきます。今回の住宅業界に関するニュースは次の通りです。
【今月のニュース】
▶ 屋根の下葺材、約3カ月の受注停止から全面再開——ただし「入らない」から「価格が戻らない」局面へ
中東情勢(イラン情勢)に端を発した建材供給の混乱が、ようやく一つの節目を迎えました。田島ルーフィング公式サイトによれば、同社は防水営業部・住建営業部の新規受注を7月1日付で全面再開したことを告知しています。屋根の下葺材(ルーフィング)は、4月10日17時30分以降にすべての新規受注が全面停止されて以降、約3カ月にわたり供給が止まっていました。
もっとも、供給が戻っても価格は元に戻っていません。屋根修理業者テイガクや業界のまとめによれば、局面は「材料が入らない」という供給制約から、「価格が戻らない」という価格転嫁の段階へと移りつつあります。屋根を構成する下葺材・野地板・屋根材の三層すべてで価格改定が及んでおり、下葺材は40〜50%、野地板の合板は住宅1棟あたり10〜20%、屋根材も旭ファイバーグラス約30%・ニチハ15%程度の上昇が指摘されています。
さらに、値上げの波は他の建材にも続いています。7月時点でも合板が再値上げされる一方、国産ヒノキは値下がりが続くなど、木材価格の動きはまちまちです。供給網が正常化に向かう過渡期にあるものの、各メーカーの価格改定が住宅建築のコストに影響を与える状況は当面続くとみられます。
出典:田島ルーフィング(公式お知らせ)/新建ハウジング/テイガク屋根修理
中東危機を発端に建築資材が入らなくなったところから、上がった価格が戻らないということですが、こういった現象は過去にも見られました。それはウッドショックです。
ウッドショックとは、コロナ禍(2021年頃)に起きた木材の世界的な供給不足と価格高騰のことです。
主な原因は、アメリカでの住宅需要急増(低金利・郊外移住)、コンテナ不足による物流混乱、製材所の稼働縮小などが重なったことで、日本は木材の多くを輸入に頼っていたため、輸入材の価格が2〜3倍に跳ね上がり、国産材にも波及しました。
さすがに一時期よりは価格が落ち着きましたが、それでもウッドショック前の価格に戻ることはありませんでした。
今回の中東危機を発端に始まった住宅資材の高騰もこの時と同様に今後も価格が戻らないのではないか、と懸念してます。
日本にもインフレがきており、何から何まで価格が高騰してますが、今後このインフレが定着してきて、今までような価格で住宅を購入するのは難しくなるかもしれません。
今後価格が下がる要因としては需要が一気に冷え込み、メーカーが販売減により価格を下げることですが、今後日銀が金利を上げて、不動産価格が下がり、需要も落ちたらそのようなことが起こるかもしれません。





